「耳をすませば」の声優|おじいさんとお父さんの名言について

映画

「耳をすませば」は、以前テレビ放送していたときに断片的にしか見ていませんでした。

 

声優では、主人公の月島雫より高橋一生さん演じる天沢聖司の方が気になり、また、おじいさん、おとうさんの名言が心に沁みました。

 

自分なりに感じたことを紹介します。

 

 

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「耳をすませば」の声優さんと物語について

 

主人公月島雫役を演じた本名陽子(ほんなようこ)さんは、「おもひでぽろぽろ」の主人公、岡島タエ子の少女時代もやっていたんですね。

 

ジブリ作品のうち、2作品でヒロイン役を演じたのは彼女だけという快挙。

 

相手役の天沢聖司演じる高橋一生さん

当時15歳だったとか。

 

彼を始めて見たのは、ドラマ「相棒」のシーズン4で、精神科医の助手の安斉直太郎役でした。

サイコパスといった感じで、不気味な雰囲気を醸し出していましたね。

 

ところで、劇中の天沢聖司君。

「中学を卒業したら、イタリアのクレモナという町のバイオリン製作学校に行きたい」と言っていました。

 

この時点で、自分の進路をしっかり決めて突き進んでいくのはすごいですね。

 

また私だと、イタリアで職人の修行というと靴のことを考え、バイオリンはまず思い浮かばないです。

 

それと、娘に包容力ある言葉をかけていた、おとうさん月島靖也を演じた立花隆さん。

 

最後に、含蓄のあるセリフを言っていたアンティークショップ「地球屋」の主人であり、天沢聖司の祖父を演じた小林桂樹さん、といったそうそうたるメンバーでした。

 

この後、おじいさんとお父さんの含蓄ある言葉を紹介します。

 

 

「耳をすませば」の名言、おじいさんとお父さん編

 

この映画は学生時代に見れば、たぶん雫と聖司の淡い恋が一番印象に残ると思います。

 

でも、50代の今は、雫に語りかけたおじいさんとおとうさんの言葉が胸に響きました。

 

まず、おじいさんから。

 

雫が、物語が書けるか不安な心の内をおじいさんに告白するシーンでのやり取りです。

 

最初おじいさんは、「そのままの君が好きだ」と言います。

 

でも、「雫のように物語を書いたり、孫の聖司のようにバイオリンを作ったりするのは、そのままではダメだ」

 

「自分の中に原石を見つけて、時間をかけて磨くこと。手間のかかる仕事だ」と。

 

もうひとりは、お父さん。

 

物語の製作に没頭し、成績を100番以上も下げてしまった雫。

それを知った姉は、ヒステリー気味に雫を責め立てます。

 

お父さんは雫に話があるからと、姉に席をはずさせ、代わりに母親を同席させて彼女と話をします。

 

そこでお父さんが言ったのは、

 

「一つしか生き方がないわけじゃないし、よし雫、自分の信じる通りやってごらん」

 

また、「でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」とも伝えました。

 

お父さんの職業は図書館司書ですが、彼自身もっと人と違う生き方を望んだ時が

あったかもしれません。

 

おじいさんとお父さんの名言といえるセリフ、根っこの部分ではつながっていると感じました。

 

 

まとめ

 

「宇宙戦艦ヤマト」のテレビ版からアニメを見始め、映像よりもセリフが印象に残ることもありました。

 

今回「耳をすませば」を見て、改めて主人公月島雫と天沢聖司の関係が微笑ましく感じられました。

 

しかし、それ以上に雫に優しくて含蓄のある言葉をかける、おじいさんとお父さんの存在が良かったです。

 

このような人が身近にいてくれたら、どんなに救われるか。

そのようなことも感じられました。

 

尚、お父さん役を演じた立花隆さんは棒読みだった、という批判を見かけたのですが、朴訥な雰囲気があって、私は好感が持てました。

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