長井龍雪監督によるオリジナル長編アニメ「空の青さを知る人よ」がもうすぐ公開されますね。
声優陣は、吉沢亮さん、吉岡里帆さん、若山詩音さん、松平健さんといった豪華な顔ぶれです。
その中で私は、大滝千佳役の種崎敦美さんが気になりました。
彼女は以前見たアニメ「残響のテロル」で三島リサ役を演じていたからです。
「空の青さを知る人よ」の声優種崎敦美さんと、あらすじや感想を記します。
「空の青さを知る人よ」の声優、種崎敦美さんについて
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」と合わせて、オリジナル長編アニメ三部作となる「空の青さを知る人よ」。
やっぱり気になります。
そこで、出演する声優陣を見ていったら、種崎敦美さんの名前が。
「秒速5センチメートル」以来アニメ映画に夢中になってきたとはいえ、まだ声優さんの名前は詳しくないので、どんな作品に出演しているか調べてみました。
すると、私が以前見た「残響のテロル」で三島リサ役を演じていました。
原作があるアニメが多いですが、この作品はオリジナルで、試しに見てみたら、独特の世界に引き込まれていったのを覚えています。
三島リサは、「残響のテロル」のヒロインで、ふたりの主人公ナインとツエルブが転入した高校に通っている少女です。
いじめられっこで、家庭でもノイローゼ気味の母親に干渉されているという、閉塞感に満ち満ちた感じでしたね。
ナインとツエルブが都庁での爆破テロを仕掛ける時に、偶然見かけてしまったのが運のつき。
ナインに「このままそこで死ぬか、それとも共犯者になるか、お前が選べ」と言われて、共犯者になる道を選びます。
でも、あの時の彼女にとって、不幸かもしれないけど、家と学校で精神をじわじわ病んでいくより、ずっと良かったのではないか、とあとから思いました。
種崎敦美さんは、「残響のテロル」以外では、「魔法使いの嫁」で(羽鳥チセ役)、
「鬼灯の冷徹」で(芥子役)、「信長の忍び」で(望月千代女役)、
「からかい上手の高木さん」で(高木さんの母役)、「大図書館の羊飼い」で、(小太刀凪役)
「響け!ユーフォニアム2」で、(鎧塚みぞれ役)などを演じていますね。
「残響のテロル」の次に、彼女がメインキャストのアニメで見たのは、「魔法使いの嫁」でした。
「からかい上手の高木さん」は漫画で読んで、なかなか面白いと感じました。
また、「大図書館の羊飼い」は、ちょっと話が脱線しますが、仕事でPCソフトを扱っていた時に、人気作でしたね。
「空の青さを知る人よ」のあらすじ
17歳の高校2年生・若山詩音さん演じる相生あおいは、将来の進路を決める大事な時期を迎えていました。
でも彼女は、受験勉強そっちのけで、大好きなベースを弾く音楽漬けの日々。
あおいには姉で吉岡里帆さん演じるあかねがいて、13年前に事故で両親を失って以来、親代わりになってくれて二人で暮らしてきたわけです。
そんなあかねからすれば、あおいが心配でならないのは当然ですね。
一見何も悩みがない感じがするあおい。
でも、彼女にも負い目がありました。
自分を育ててくれるために、姉の人生から自由を奪ってしまったことに。
そんな時に、町で開催される音楽祭のゲストに松平健さん演じる新渡戸団吉が決定。
新渡戸団吉のバックミュージシャンに、あかねのかつての恋人、高校を卒業して以来音信不通になっていた吉沢亮さん演じる金室慎之介の名前が。
「彼が帰ってくる」あかねが期待するのも無理ないですね。
でも、想定外の彼が帰ってきます。
何と、あかねと別れる前の高校時代の姿のままで、13年の時を超えて、18歳の金室慎之介が。
昔のままで戻ってきた彼、しんのにあおいが恋心を抱いてしまうから、せつなくて不思議な四角関係ができてしまうわけですね。
過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まるとありますが、この様子を言葉にするのは少々難しいかも。
感想とまとめ
男女の三角関係なら、フランソワ・トリュフォー監督の「突然炎のごとく」や「恋のエチュード」などが挙げられます。
でも、四角関係となると、しかも過去と現在にまたがっているわけですから、ちょっと思い当たらないですね。
また、「空の青さを知る人よ」の上映前に小説が発売されています。
昔角川映画のCMで、「読んでから見るか 見てから読むか」というコピーが
流行りましたが(古!)、あなたはどっちですか?
先に小説を読むか?
それとも映画を観た後に小説を読むか?
小説を読んでいる時、ここはどんな映像なんだろうなぁ、とか考えながら読むと楽しいという意見があり、こういう人は先に小説タイプですね。
私は、先入観なしに映画を見たいので映像が先で、深堀りしたくなったら、あとから小説を読むタイプです。
今回は、以前見たアニメ作品に出ていた女優さんからちょっと掘ってみたくなりました。
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